バウハウス展
バウハウス展に行ってきた。
バウハウスの内的な教育活動を重視した展示だった。
教育や研究をよく知ることができたけれど、その活動から生まれた作品をもっと多く見てみたかったとも思う。
材料と構造を学び、機能を分析し、それを統一された造形にしようとする合理化と作家個人の芸術性との葛藤をもっと見たかった。
シュレンマーのトリアディック・バレエをワシリーチェアに座って観た。
展示作品では学生の課題や、照明の試作などの完成度に驚いた。
「芸術家はみな手工作に戻らねばならない」というのはグロピウスの言葉だけど、もっと手を使わないといけないなと思った。
(ソフトウェアエンジニアだと、トグルスイッチでプログラミングしないといけないのだろうか)
多くの人が使っているソフトウェアには思想が足りないと思う。
人は建物と長い時間を過ごすけれど、最近ではコンピュータとも同じように長く過ごす。
建物の中の空間と、コンピュータの中のそれと、人の意識はどちらに長くあるだろう。
人が過ごす空間としてはソフトウェアはまだ未熟だ。
これを発展させていくためにデザイナーには何ができるだろうか。
本質を追究することなく、当面の現象を処理していたのでは進歩しないだろう。
人間の営みを正しく理解してデザインしないと、そこに価値は生まれないだろう。
横木安良夫の写真展にも行ってきた。 スナップショットを集めた展示。
イームズの写真展にも行ってきた。 家、仕事、旅、人の形や色を切り取った100の写真と100の言葉が宙に浮いていた。 素直な展示で、彼の小宇宙に遊ぶことができた。

横木安良夫の写真展にも行ってきた。 スナップショットを集めた展示。
「スナップショットは、直感を磨き、視線を獲得し、世界を透視するための方法。
世界のありのままを肯定し、他者の存在を、カメラによって受け入れる思想。」
イームズの写真展にも行ってきた。 家、仕事、旅、人の形や色を切り取った100の写真と100の言葉が宙に浮いていた。 素直な展示で、彼の小宇宙に遊ぶことができた。
#71SX-70を紹介するフィルムも上映されていた。
「問題の構造を正しく理解するためには、周りにあるすべてのものの品質にこだわりを持つことだ。
何事にも深く関心を持つことを学ばなければならない。」
チャールズ・イームズの誕生から100年、ポラロイド最初のカメラ MODEL 95の誕生から60年。
ポラロイドはインスタントフィルムの生産を中止し、プリンター内蔵デジタルカメラを発売する。